
2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/12(Fri) 09:23 |
| 投稿者 |
: ひさお |
| 参照先 |
: |
2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
題詠「白露」
鑑賞「雫」
出題者 さららさん
鑑賞「雫」
1.ポツンポツン岩を穿てる雨雫に比すれば八十年は一瞬 たかし
2.あをき芝あをぞらの下雫石小岩井牧場のジンギスカン鍋 ひさお
3.水源の一雫の水君の手に片手預けて手の窪に受く ひらら
4.「とても地獄は」とて親鸞が雫する青き越後の山を駆けゆく ウプラ
5.スリランカの洞窟のホテルに宿泊す部屋に通ずる岩間の雫 さらら

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/24(Wed) 12:46 |
| 投稿者 |
: ひさお |
| 参照先 |
: |
たかしさんへ
さららさんの詠草を追加していただきありがとうございます。

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/23(Tue) 19:25 |
| 投稿者 |
: たかし |
| 参照先 |
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ひさおさんへ、さららさんの詠草プラスしました。

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/23(Tue) 16:42 |
| 投稿者 |
: さらら |
| 参照先 |
: |
例年は白露に秋が巡りくる秋彼岸にやっと酷暑追いやる さらら

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/19(Fri) 13:48 |
| 投稿者 |
: ウプラ |
| 参照先 |
: |
皆さん、ありがとうございました。
ドアーズを聴きながら親鸞読んでる
変な女子高生でした。

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」

Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/19(Fri) 10:04 |
| 投稿者 |
: たかし |
| 参照先 |
: |
立秋、処暑、白露過ぎてもまだ猛暑あとは秋分の日を待つばかり たかし
詠草、こっちにしください。

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/19(Fri) 09:30 |
| 投稿者 |
: ひさお |
| 参照先 |
: |
ウプラさん、さららさんの詠草を少し待つことにします。

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」

Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/19(Fri) 07:07 |
| 投稿者 |
: たかし |
| 参照先 |
: |
鑑賞「雫」
1.ポツンポツン岩を穿てる雨雫に比すれば八十年は一瞬 たかし
2.あをき芝あをぞらの下雫石小岩井牧場のジンギスカン鍋 ひさお
青い芝、青空の下・・この歌い出しで、とてもいい思い出であったことが分かる。
小岩井牧場でジンギスカン鍋・・・戸外でのジンギスカン鍋は楽しい。私も北海道でこれは経験した。
ご家族との思い出であろうと思う。
余談だがジンギスカン鍋を食べた翌日の朝は顔が油でヌルっとしていた(私の経験)。
3.水源の一雫の水君の手に片手預けて手の窪に受く ひらら
これはどういう場面かと想像、ドラマで言えば名場面である。
君の手に片手預けて、なかなかいい場面。
若い頃の思い出か。現在であろうか。
4.「とても地獄は」とて親鸞が雫する青き越後の山を駆けゆく ウプラ
とても地獄は一定すみかぞかし・・・と続く歎異抄の一節。
雫する青き越後の山・・・青が滴るような越後の山
親鸞は流罪となって越後に来た。そこで恵心尼と結婚して子を設けて、民衆に信仰の教えを説いた。越後へ流罪になったことで、親鸞は自己の信仰を深め、民衆に広めていったと言われている。
そうした背景をよく知った歌だ。
5.スリランカの洞窟のホテルに宿泊す部屋に通ずる岩間の雫 さらら
世界を遠くまで旅行した作者の実体験。
洞窟のホテルというのが実際にあるのだ。ホテルの部屋へと続く通路には岩から雫が垂れている。
秘境のホテルであるが、秘境と言わずにそれを表している。

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/18(Thu) 23:53 |
| 投稿者 |
: ウプラ |
| 参照先 |
: |
1.ポツンポツン岩を穿てる雨雫に比すれば八十年は一瞬 たかし
水滴が岩を穿つほどの悠久の時間と人生の短い時間を対比する。いや、対比しているように書かれているが、作者にはまず、対比以前に深い感慨が訪れていたことと思う。「比すれば」の理がやや気になったが贅沢かもしれない。
2.あをき芝あをぞらの下雫石小岩井牧場のジンギスカン鍋 ひさお
「あをき芝」からゴルフ場を想像した。
右肩上がりの日本経済、心身共に健康に過ごした若き日の、格別気持ちの良い一日であったのだろう。
風景、食欲、一点の曇りもない充実感が作者のなかで輝いている。
3.水源の一雫の水君の手に片手預けて手の窪に受く ひらら
「水」という言葉のもつ豊かさは「生命」に繋がるものであるところからくる。
「一雫の水君の手に片手預けて」、やわらかな相聞の香りもして、「歌」である。佳いなぁ。
4.「とても地獄は」とて親鸞が雫する青き越後の山を駆けゆく ウプラ
5.スリランカの洞窟のホテルに宿泊す部屋に通ずる岩間の雫 さらら
スリランカには旧石器時代に定住した民族がいたという。ホテルになっている「洞窟」にはその頃「岩間の雫」に喉を潤したホモサピエンス以前の旧い人々がいたのかもしれない。

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/18(Thu) 19:21 |
| 投稿者 |
: ひらら |
| 参照先 |
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1.ポツンポツン岩を穿てる雨雫に比すれば八十年は一瞬 たかし
「八十年は一瞬」の結びに、
小学2年担任の「少年老い易く学成り難し」言葉を思い出す。わが身につまされる。
2.あをき芝あをぞらの下雫石小岩井牧場のジンギスカン鍋 ひさお
雫石の小岩井牧場での皆でのジンギスカン鍋を囲んだ日。青芝青空の日和の日。
作者の楽しい思い出には反するが(雫石)の語には飛行機事故が浮かぶ。
3.水源の一雫の水君の手に片手預けて手の窪に受く ひらら
4.「とても地獄は」とて親鸞が雫する青き越後の山を駆けゆく ウプラ
親鸞と越後。法要の席でお話をよくしてくださる。色々な方面もっと知識をひろげねばと痛感する。
5.スリランカの洞窟のホテルに宿泊す部屋に通ずる岩間の雫 さらら
持ち前の海外旅行詠。
洞窟のホテル。岩間の雫。に、スリランカの不思議なホテルが浮かぶ。

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/18(Thu) 19:03 |
| 投稿者 |
: ひらら |
| 参照先 |
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詠草
白露の珠の光れる青柚(ゆ)もぐ吉野の鮎今朝届きたり ひらら

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/18(Thu) 18:45 |
| 投稿者 |
: さらら |
| 参照先 |
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次回のお題
ちょうちん

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/18(Thu) 18:40 |
| 投稿者 |
: さらら |
| 参照先 |
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1.ポツンポツン岩を穿てる雨雫に比すれば八十年は一瞬 たかし
自然の事象のながさと人間の寿命の対比をしみじみと思う
2.あをき芝あをぞらの下雫石小岩井牧場のジンギスカン鍋 ひさお
空も立つ位置も青一色 広々と開放的な空間でのジンギスカン鍋の家族との至福の時間。
3.水源の一雫の水君の手に片手預けて手の窪に受く ひらら
非日常の山野散策に美味しい空気と美味しい水三昧のみずみずしい思い出
4.「とても地獄は」とて親鸞が雫する青き越後の山を駆けゆく ウプラ
親鸞の生涯を学習された人の興味深い歌 宗教の祖師がどのお方も計り知れない辛苦を体験され諦観の域を成就されている。
5.スリランカの洞窟のホテルに宿泊す部屋に通ずる岩間の雫 さらら

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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
| 投稿日 |
: 2025/09/18(Thu) 16:13 |
| 投稿者 |
: たかし |
| 参照先 |
: |
立秋から数えて三十一日目白露まだまだ猛暑日つづく たかし

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