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2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
投稿日 : 2025/09/12(Fri) 09:23
投稿者 ひさお
参照先
2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」

  題詠「白露」
  鑑賞「雫」
  出題者 さららさん

鑑賞「雫」
 1.ポツンポツン岩を穿てる雨雫に比すれば八十年は一瞬  たかし

 2.あをき芝あをぞらの下雫石小岩井牧場のジンギスカン鍋  ひさお

 3.水源の一雫の水君の手に片手預けて手の窪に受く  ひらら

 4.「とても地獄は」とて親鸞が雫する青き越後の山を駆けゆく  ウプラ

 5.スリランカの洞窟のホテルに宿泊す部屋に通ずる岩間の雫  さらら
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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
投稿日 : 2025/09/18(Thu) 13:06
投稿者 ひさお
参照先
弟は真に潔白露ほども疑念は持たず袴田氏の姉  ひさお
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Re: 2025.9.18(木)題詠「白露」・鑑賞「雫」
投稿日 : 2025/09/18(Thu) 13:04
投稿者 ひさお
参照先
1.ポツンポツン岩を穿てる雨雫に比すれば八十年は一瞬  たかし
 「八十年」は戦後八十年ということよりも、作者の生きてこられた八十年と言う意味であると理解したい。その長い八十年も雨雫が岩を穿つという気の遠くなる年月に比すれば一瞬なのだ。
作品では雨雫と八十年を比すれば一瞬となっているが、雨雫が岩を穿つ年月に比すれば八十年は一瞬なのだ。

2.あをき芝あをぞらの下雫石小岩井牧場のジンギスカン鍋  ひさお

3.水源の一雫の水君の手に片手預けて手の窪に受く   ひらら
 どこの水源かは言われていないが、多分鴨川の水源のことと思われる。かなり身を乗り出してようやく届くところに水源があるのだ。彼の協力を得て水源の一滴を受けたときの感激がよく分かる。

4.「とても地獄は」とて親鸞が雫する青き越後の山を駆けゆく  ウプラ
 親鸞が都から追放されて越後へ堕ちたときの苦しい修行のことを詠っている。季節は青葉に露がいっぱいつくころだったようだ。
 「とても地獄は」:親鸞の「とても地獄は一定すみかぞかし」を省略したもの。
 「どこまでいっても地獄を住処としかできない罪深い身である」という意味。
 {「とても地獄は」とて}の後の「とて」は と言いながらという意味。

5.スリランカの洞窟のホテルに宿泊す部屋に通ずる岩間の雫  さらら
 作者はスリランカへ旅行し、洞窟のホテルに宿泊した。その部屋には岩間の雫が漏れてくるというなつかしい思いで。
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