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　２０２５．１２．１１（木）題詠「じんわり」・鑑賞「壊」

　　題詠「じんわり」
　　鑑賞「壊」
　　出題者　ひららさん

鑑賞「壊」
　
１．壊れると毀れるは違ふ攻撃に人間のやはらかな心毀れる　　ウプラ

２．モーニングのパンとコーヒーで始動する愛用の器から壊れてしまう　　さらら

３．ぶち壊しにならないように言葉には気をつけているあれからずっと　　たかし

４．ダイソーは百均という方式で価格破壊をやってみせたり　　ひさお

５．家倒壊道路崩壊家家の絆も壊れと村の長老　　ひらら

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１．壊れると毀れるは違ふ攻撃に人間のやはらかな心毀れる　ウプラ
　壊：こわれる。もともとは土（岩石）が壊れるという意味。
　毀：こぼつ、こわれる、やぶる　
　壊と毀の微妙な違いを教えてもらった。　
　他人に対する攻撃にはいろんなものがあるが、今やSNSによる誹謗中傷で命を絶つ人も
多い。こころは柔らかでもろいものなのだ。現代の大きな社会問題をついている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
２．モーニングのパンとコーヒーで始動する愛用の器から壊れてしまう　　さらら
　毎朝のパンとコーヒーの食事で使用している器もついうっかり壊してしまうことが間間あるが、それも大切に愛用しているものから壊れる。日常の生活の中からうまく壊を導いてきた。

３．ぶち壊しにならないように言葉には気をつけているあれからずっと　　たかし
　打ち合わせなどでどんでもない発言をしてぶち壊してしまうことが間間ある。作者はそ　
の痛い反省から気を付けているという。「あれからずっと」だからかなり長い期間のよう
だ。
　
４．ダイソーは百均という方式で価格破壊をやってみせたり　　ひさお

５．家倒壊道路崩壊家家の絆も壊れと村の長老　　　　ひらら
　地震の被害状況を村の長老に語らせた。漢字を多く使って厳しい状況を強調している。
「壊」が３回も使われている。

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